過酷なレース漫画だと思って読み始めたのに、最後まで読むとジョニィとジャイロの旅、そしてジョジョとディオの因縁の深さが強く残った。大統領の思想が、個人的にかなり考えさせられる7部だった
最初は、馬で各チェックポイントを巡る過酷なレースの話なんだろうなと思って読み始めたが…
最後まで読むと印象はかなり変わって、レースそのものよりも強く残ったのは、ジョニィ・ジョースターとジャイロ・ツェペリの旅と友情だったなぁと思う
序盤は説明も多くて文字量もかなり多めなのと、若干退屈気味…
最初のほうは少しずつ噛みしめながら読む感じだったけど、終盤に入ると一気にテンポが良くなって、そのままどんどん読み進めてしまった。
後半はかなりサクサク読める✨
スティール・ボール・ランはレース漫画というより旅と友情の物語だった
スティール・ボール・ランは、もちろんアメリカ大陸を横断するレースが物語の軸になっている。
でも読後にいちばん残るのは、勝敗や順位よりも、ジョニィとジャイロが一緒に進んでいく過程だった。
最初は奇妙な組み合わせに見えるのに、旅を重ねるごとに少しずつ関係が深くなっていく。
ただのバディものというより、お互いに影響を与えながら進んでいく感じがすごく良かった。
だからこそ、読み終わったあとには「レースを見た」というより、長い旅を一緒に走り切った感覚のほうが強く残ったな…
6部で宇宙が再構築されてもジョジョとディオの因縁は消えない
6部で宇宙は再構築されているのに、それでもジョジョとディオの因縁だけは形を変えて続いていくのが笑
世界そのものが作り直されても、立場や名前が少し変わっても、結局また惹かれ合うようにぶつかるんだなって
素粒子やゆらぎみたいな曖昧なものすら超えて、ジョジョとディオの因縁のほうがよほど強いんじゃないかと思ってしまった。
もはや運命というより、宇宙の仕様そのものに組み込まれている関係w
ここはジョジョらしさがすごく出ている部分でもあって、世界が変わっても切れない縁みたいなものを感じた。
ジャイロのダジャレとポコロコの存在感も忘れられない
あと、忘れられないのがジャイロのダジャレは本当にひどいこと
あのどうしようもない軽さがあるからこそ、重たい展開の中でも少し呼吸ができる感じがあって、結果的にはかなり効いていた気がする。
ポコロコもかなり印象に残った。
序盤でレースに遅れたあたりでは、このまま消えるのかなと思っていたのに、気づけば最後までしっかりいる。
ポコロコとはマジでなんだったのかと、もう少しスタンドについても過去についても掘り下げていいのでは?とは思った
大統領のスタンド能力と思想がかなり良かった
大統領のスタンド能力もかなり好き
基本世界とパラレルワールドを行き来するあの設定は、単純に能力として見てもかなり面白いし、7部全体のスケール感にもすごく合っていたと思う
強さだけじゃなく、発想としてもかなり好きなスタンドだった。
そして、スティール・ボール・ランでいちばん心に残ったのは、大統領が語っていた平和や幸福についての考え方
「陽のあたるところには必ず影があって、幸福のあるところには、その反対側に不幸な誰かがいる。
神の視点で見れば、幸せと不幸はプラスマイナスゼロ」
この考え方には、かなり「確かに……」と思わされた。
人間の視点で見れば、不幸を多く背負っている人のほうが目につく気もするし、そもそも人間ってネガティブを感じやすくできていると思う
それでも、幸福と不幸はたぶんいつも隣り合わせで、片方だけを取り出して成立させるのは難しいんだろうなと
美味しいお肉が食べられるのも、その裏では牛が命を落としているからだし、便利な世界になればなるほど、今までその仕組みの中で生きていた人が押し出されることもある
誰かにとっての前進が、別の誰かにとっては喪失になる。
誰もが幸せになれる世界なんて、本当はないのかもしれない。
そういう大統領の考え方には、かなり共感できる部分があった。
総評 ★★★3.8
4月10日~13日の4日で一気に読んだのもあり、読み終わった時には少しだけジョジョロスがあったが…
全体的には面白い事は面白いが、退屈だったかな?と言った印象
レースはおまけみたいなもので、基本的には戦闘がメイン。
本当レースはおまけだったなぁ…毎回戦闘が落ち着くと、一気に場面が変わりゴール手前になるので
終盤は文字も少なくてサクサク読めたので、非常に良かった💓
私には終盤ぐらいの文字数があってる✨
これでジョジョ8部に入れるので、また少しづつ読んでいきます✨

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