25/01 Netflix映画 監督ギレルモ・デル・トロ 「フランケンシュタイン」★★★★☆4.2 人間の美しさとは?を考えさせられる作品

あらすじ
ひとりの天才科学者と、その野心が創り出した恐ろしい怪物をめぐるメアリー・シェリーの古典小説の名作を、アカデミー賞受賞のギレルモ・デル・トロ監督が新たな視点で映像化。

-監督:ギレルモ・デル・トロ
-公開年:2025年
-ジャンル:ホラー、ヒューマンドラマ
-公開国:アメリカ
-視聴方法:Netflix
-上映時間:149分
-PG 13+

私的評価は6段階になります↓
★1-1.9、見る価値無し、意味が分からない
★★2-2.9、つまらない、微妙
★★★3-3.4、普通よりの微妙
★★★3.5-3.9、普通よりの面白い
★★★★4-4.4、満足、面白い
★★★★★4.5~5、最高傑作、凄い面白い

Index

グロテスクな表現をあえて残しつつ、繊細で美しい心を持ったフランケンシュタインの生涯を描いた作品。

なぜ彼は永遠の命を持ち、なぜ傷の治りが異常なほど早いのか。その理由は最後まで明かされない。
しかし、それが物語の本質を損なうことはない。

見た目は化物でありながら、心は誰よりも純粋なフランケン。
一方で、見た目は美しく整っていながら、内面は醜さを抱えた創造主。
この対比は、ギレルモ・デル・トロ監督が一貫して描いてきた「怪物とは何か」というテーマそのものだ。
彼の作品では、真の怪物は常に人間の側に存在し、異形の存在こそが最も人間的な優しさを宿している。

ギレルモ・デル・トロの魅力は、残酷さと美しさを同時に成立させる映像感覚にある。血や傷、歪んだ肉体といったグロテスクな要素を隠さず描きながらも、そこに童話のような詩情と哀しみを重ねることで、単なるホラーやファンタジーに終わらせない。
怪物や異形への深い愛情、そして弱者や孤独な存在へのまなざしが、画面の隅々から伝わってくる。

目の見えない老人にとって、外見は意味を持たない。そこに映るのは、ただ「心の美しさ」だけだ。この描写は、デル・トロ作品に通底する「見ること」と「理解すること」の違いを象徴している。美しさとは何か、人間とは何かという問いを、説教臭くなることなく、静かに観客に委ねてくる。

ラストも非常に美しく、伏線の回収も丁寧で、物語としての完成度は高い。残酷さと優しさ、醜さと美しさが共存する世界をここまで誠実に描けるのは、ギレルモ・デル・トロという監督ならではだと感じた。

全体を通して、痛みを抱えた者たちへの祈りのような、美しい映画だった。

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記事を書いた人

Gameをこよなく愛してます。
興味あることは追求し改善していく事が好きなので
自分で得た知見で誰かが役に立ったらいいなと思ってます💛

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