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GAME / 2026.08.26

26/08/26 つぐのひ -天招ねく救いの糸- 感想 SNSの『正義』が家族を追い詰める

※ネタバレあり。『つぐのひ -天招ねく救いの糸-』の結末まで触れています

2026年8月25日に出た『つぐのひ』シリーズ最新作、『つぐのひ -天招ねく救いの糸-』をプレイしました
今回は生存ルートと復讐ルートを合わせて、プレイ時間は大体1時間30分ぐらい

操作はいつものように左へ進むだけで、今回は途中のギミックもなし
でも内容はかなり重く、現代のSNSを非常にリアルに表しているゲームだと思いました

描写がとても生々しいので、人によってはトラウマになるかもしれない
ホラーというより「これ、現実でも普通に起きそうだな…」という怖さの方が強かったです

つぐのひ 天招ねく救いの糸で少女が夏の帰り道を歩く場面
最初はいつもの帰り道
無数の目に見られながら帰り道を歩く主人公
気づけば無数の視線に囲まれる
Index

SNSで拡散された「正義」が家まで来る

主人公の父親は、ある場面だけを切り取られ、ハラスメントをした人としてSNSで拡散されます
ただ、ゲーム内で見た限りでは、父親は良い人そうだったので、あれが本当にハラスメントだったのか?という感じでした

それでも一度「悪い人」として広まると、正義だと思った人たちが主人公の家までやって来る
壁へ落書きし、暴言を吐き、家族ごと追い詰めていく

落書きと目の絵で埋め尽くされた主人公の家
家は「正しい人たち」の落書きで埋まっていく

ネットの中だけで終わらず、現実の家へ押しかけてくるのが怖い
しかも本人たちは、自分が加害しているのではなく「悪い人を裁いている」と思っているように見える

スマートフォンを向けて主人公へ怒鳴る男性
スマホを向けながら、目の前の少女へ暴言を吐く

優しかったおばあちゃんまで離れていく

家族はどんどん追い詰められ、最終的に父親は自殺し、母親も亡くなってしまう

その中でも特にリアルだったのが、優しかったおばあちゃんの場面
最後まで味方でいてくれるのかと思ったら、自分の身の可愛さに「近寄らないで!!」と言ってしまう

おばあちゃんも悪い人ではないし、本当に怖かったんだと思う
だからこそ、追い詰められた時に人がどう動くのかまで妙に現実っぽかったです

母親の手は救いか、それとも復讐か

亡くなった母親は天から手を伸ばし、主人公の女の子を守ろうとします
暴言を吐いてくる人を次々に消していく姿は、確かに娘を守っている。でも、同時に復讐にもなっている

天井から伸びる母親の手へ主人公が手を伸ばす場面
空から伸びてくる母親の手

最後は、その復讐を選ぶか、選ばないかで世界が変わっていきます

復讐ルートの赤い画面とスマートフォン
復讐を選んだ世界
生存ルートで花畑と両親が映るスマートフォン
復讐を選ばなかった世界

少数でも、擁護してくれる人がいたら

最近、ショートスリーパーとして活動している堀大輔さんが、ネットで詐欺だなんだと叩かれているのを見ていたこともあり、この作品の状況と少し重なって見えました

もちろん現実の話の真偽をここで判断できないし、ゲームと同じだと言うつもりもない
ただ、断片だけを見て人物全体まで決めつけ、みんなで追い詰めていく流れは近いものを感じた

そう、少数でもいいから擁護してくれる人がいると、闇に落ちないのかもしれない
最後の選択肢を見ながら、そんなことを思った作品でした

評価は4.0/5

★★★★☆ 4.0/5

今回はギミックがなく、プレイ時間も両ルート合わせて約1時間30分と短め
それでも、SNSの拡散から家族が壊れていく流れはかなり強く残りました

「正義」の側にいるつもりの人が、一番怖い存在になっていく
良い作品という感じだけど、本当に生々しいので、その日の気分は選んだ方がいいかも…

<公式リンク>
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