MOVIE / 2026.02.07
26/02/07 「俺ではない炎上」★★★★4.3 時制トリックとSNS社会の残酷さが刺さる良作

あらすじ
身に覚えのない炎上に巻き込まれた男が、無実を証明するために真相を追っていくサスペンス。逃げ場のない状況の中で、SNS社会の怖さと人の本音が少しずつ浮かび上がっていく作品。
MOVIE SCORE4.3★★★★
FIRST IMPRESSION時制トリックとSNS社会の残酷さが刺さる良作
予告編
Index
感想
序盤の感想
もし自分が、身に覚えのない炎上に巻き込まれ、あんなふうに隠し撮りされて拡散されていたら…と考えると、確かに気にはなるだろう。
ただ、作中のように 「殺人犯かもしれない」 という文脈で、あそこまで人々が執拗に写真を撮るものなのか?((+_+))
三人称視点で描かれる 「世間の過剰な関心」 には少し疑問も残った
阿部寛側からの一人称視点なら理解できるが、第三者があそこまで騒ぎ立てる描写は、やや誇張されているようにも
中盤の気づき
炎上をきっかけに、自分がどう見られているのかを 「エゴサーチ的に」 知ってしまう展開は妙にリアル
自分では気づいていない評価── 「人当たりが優しい」 「周りから愛されている」 など──は、実際にはあまり意識しないよね
しかし、作中のように
「犯人扱いされ、さらに実は嫌われていた」
という事実を突きつけられるのは、あまりにも救いがない
そこに現代SNSの残酷さが凝縮されていたなぁと思う
終盤と総評
ラストまで観ると、全体としては非常に良い作品だった
時制トリックには完全にやられたし、こうした構成は個人的にかなり高ポイント
ただ、終盤の演出はやや大袈裟で、せっかくの良作なのに少しだけ減点したくなる部分もあった
とはいえ、SNS社会を題材にしたテーマ性は強く、現代性のある作品として十分に評価できる
人が勝手に決めつけて、勝手に膨らませて、勝手に消費していく怖さがよく出ていて、見終わったあともじわっと残る作品でした。
4.3 / 5.0
★★★★