-監督:山田洋次
-公開年:2025年
-ジャンル:ヒューマンドラマ
-公開国:日本
-視聴方法:PrimeVideo
-上映時間:103分
-PG G
私的評価は5段階になります↓
★★2-2.9、つまらない、微妙
★★★3-3.4、普通よりの微妙
★★★3.5-3.9、普通よりの面白い
★★★★4-4.4、満足、面白い
★★★★★4.5~5、最高傑作、凄い面白い
Index
個人的に暫定一位の作品。
『TOKYOタクシー』を観てまず心を奪われたのは、倍賞千恵子の圧倒的な存在感だ
演技というより“そこに生きている人”そのもの。自然体でありながら、物語の重心を静かに支えていく姿は、まさに大女優の風格を感じさせる。
意外なキャスティングとして登場するマキタスポーツの裁判官役も印象的だった。
一見ミスマッチに思えるが、彼が演じることでキャラクターに独特の温度が生まれ、物語に柔らかい余白を与えている。
物語の終盤、タクシー運転手と自分を重ねてしまう場面があった
こんなにも優しく、美しいお婆さんの願いを前にしたら、きっと誰もが「どうにか叶えてあげたい」と思うだろう。
たとえそれが無理だとしても、交渉してでも寄り添いたくなる──そんな気持ちにさせられる。
そしてラストシーン。
木村拓哉が流す涙には、悲しみだけではなく、嬉しさや安堵、さまざまな感情が複雑に混ざり合っているように見えた。
その一滴に、物語全体の温度が凝縮されている。
総合評価は 4.7。
静かだったが深く、観る者の心にそっと触れてくる素晴らしい作品だった。

コメント